五色滝への行き方 - 滝標〜たきしるべ〜
五色滝



■  滝ステータス  ■

訪問期日 2018年4月29日(日) 快晴
滝到達難易度  3 (登山滝)
満足度  5 (感動する)
必要な装備 共通:熊避け鈴、登山靴、軍手
夏場:虫除けスプレー・虫刺され用消毒液
冬場:防寒対策
駐車場 (1)青木鉱泉駐車場
   台数:数十台
   料金:1日750円
   路面:砂利
   ※建物右側にある受付で駐車券を買います。
駐車場から滝までの所要時間 5時間
※往復で9時間掛かります。
ポイント (1)ドンドコ沢にあり、道中に「南精進が滝」、「鳳凰の滝」、
   「白糸の滝」を見ることが出来ます。
(2)五色滝は標高2100mにあり、駐車場からは約1000m登ります。
   青木鉱泉〜南精進が滝:距離2500mで400m登り(平均仰角10度)
   南精進が滝〜白糸の滝:距離800mで400m登り(平均仰角27度)
   白糸の滝〜五色滝:  距離600mで200m登り(平均仰角18度)
(3)落差が50mあります。滝壺まで到達可能です。
(4)冬季は青木鉱泉までの林道が通行止めになります。
難所ポイント (1)ほぼ全線に渡って登山道であり、常に滑落の危険があります。
(2)南精進が滝展望台の手前にロープがあり、
   岩場をよじ登る必要があります。
(3)南精進が滝〜白糸の滝までの傾斜が非常にきつく、
   約800mの間に400m(1m進む毎に50cm上昇)も登ります。
参考リンク (1)富士の国やまなし観光ネット
  http://www.yamanashi-kankou.jp/kankou/spot/p1_4829.html


■  地図(所在地)  ■

山梨県韮崎市清哲青木


地図1
国道20号線桐沢橋東詰交差点〜青木鉱泉駐車場
(クリックで大きくなります)

地図2
青木鉱泉駐車場〜五色滝
(クリックで大きくなります)








■  道のり  ■

(1)国道20号線桐沢橋東詰の信号機から釜無川に架かる桐沢橋を渡り、
右折して県道12号線に合流、左折したところを直ぐ右折し、市営林道清哲線に入ります。
この市営林道清哲線は入口から約600m進んだところから、600m先の県営林道御庵沢小武川線の
接続まで未舗装の砂利道であり、注意しながら進みます。
市営林道清哲線
市営林道清哲線です。未舗装の砂利道が約600m続きます。


(2)県営林道御庵沢小武川線は、県営林道小武川線の接続まで全面アスファルト舗装ですが、
ペアピンカーブとブラインドコーナーが続く上り坂です。また、所々陥没している箇所もあり、
速度を抑えて注意して進む必要があります。
県営林道御庵沢小武川線
第一の分岐ポイント。右折して武川方向、小武川線に入ります。


(3)県営小武川線も全面アスファルト舗装で、こちらは陥没等もなく非常に走りやすい林道です。
県営林道小武川線
県営林道小武川線はとても綺麗に整備された林道です。


県営林道小武川線分岐
第二の分岐ポイント。右折して武川方向に進みます。
ちなみに左は県営林道小字沢線で、戻って行ってしまう方向です。


(4)県道12号線から分岐しておよそ30分ほど林道を走り続け、今回最後の林道、
県営林道小武川支線(青木沢林道)の分岐点に着きます。
県営林道小武川線支線分岐
第三の分岐ポイント。最後は左折して、鳳凰三山方面に進みます。
ここまでの分岐をまとめると、右、右、左、です。


県営林道小武川線支線
県営林道小武川線支線です。青木鉱泉手前の橋までアスファルト舗装されてます。
青木鉱泉手前に2つ橋があり、2つ目の橋を渡った先から300m程は、未舗装の砂利道になります。


(5)そしてまず、青木鉱泉に到着です。登山届の紙があるので書いてポストに入れます。
建物の左奥に受付があり、そこで駐車券(750円/日)を購入します。トイレもあります。
青木鉱泉
ここから登山開始です。


ドンドコ沢方向看板
"ドンドコ沢登山道"の示す方向に進みます。


登山道1
すぐに駐車場から続く幅の広い道に出て、まずは20分ほど開けた道を進みます。


看板1
最初の看板です。左側に道があるように見えて無いので、右に進みます。


登山道2
看板の先、この辺りから、山ルートと川沿いルートが分れている様なのですが、
山ルートが見つかりませんでした・・・。まっすぐ進み続けると川沿いルートです。


登山道3
川の右斜面の補強工事をやっていて、左岸へ迂回しました。


堰1
大きな堰の前を横切って、迂回路から川の左岸に戻ります。
この上流に、南精進ヶ滝、白糸の滝、五色滝があります。


(6)迂回箇所から数分ほど歩くと、遂に見えてきました。"ドンドコ沢"の看板です。
ここからいよいよドンドコ沢に入って行きます。
ドンドコ沢看板
ドンドコ沢に突入します。ここまでおよそ30分です。


看板2
"南精進ヶ滝"の字が出てきました。ここから少し登ったあたりで、
青木鉱泉からの山ルートと合流します。


登山道4
斜面をジグザグに登り、一気に120mほど登ります。ここがまず最初の難所ポイントです。
地図を見ると、等高線に対して登山道がほぼ直角に交わってるところです。


看板3
青木鉱泉を出てから1時間10分、看板があるので道は迷ってない様です。
ちなみに、ちょっとだけ贅沢言ってしまうと、この看板、
距離とか目安時間とか書いててくれてたら、もっと嬉しいんだけどな・・・。


無名の滝1
南精進ヶ滝手前に、2つの無名の滝があります。しばらく等高線に沿って
若干の上がり下がりをしながら進むと、まず1つ目の無名の滝が現れます。
複数段から成る滝で、一瞬心が洗われます。


登山道4
が、それもつかの間、滝横の急斜面を一気に10mほど登ります。


無名の滝2
複数段の無名の滝から20分ほど進むと、2つ目、今度は大岩に流れる滝が現れます。


(7)青木鉱泉から歩くこと1時間45分、やっと"南精進ヶ滝"の看板が見えました。
観瀑台は登山道から分岐したところにあって、ロープで岩をよじ登ったところにあります。
南精進ヶ滝看板
ついに一つ目、南精進ヶ滝に到着しました。


観瀑台手前ロープ
上から見たところです。ロープを使ってよじ登ります。


南精進ヶ滝
南精進ヶ滝です。手前2つの無名滝とは違って、落差70mの大迫力の滝です。
そして比べるは北精進ヶ滝ですが、こちらの南精進ヶ滝の方がより近くで見える分、
感動度は上かもしれません。






観瀑台
ここが観瀑台で、この位置から滝を眺めることが出来ます。


ロープ2
さらにロープを登ると、上にもう一つ観瀑台があります。


南精進ヶ滝2
少し上から南精進ヶ滝を見ることが出来て、滝壺が望めます。


(8)南精進ヶ滝の観瀑台から登山道に戻り、白糸の滝を目指します。
南精進ヶ滝登山道戻り
観瀑台から登山道に戻ります。左が白糸の滝方向です。


登山道5
ここからの800mが第二の難所です。大岩が転がる急斜面を登って行きます。
平均仰角は27度で、1m進む毎に50cmずつ標高が高くなります。


大きな沢と矢印
大きな沢を横切ります。岩に「←」が書かれてます。


鳳凰の滝分岐1
南精進ヶ滝から30分ほど進むと、鳳凰の滝への分岐点に着きます。
鳳凰の滝へはここから20分ほど掛かるので、帰りに寄ることにします。


鳳凰の滝分岐2
先ほどの鳳凰の滝分岐から5分ほど登ったところに、また鳳凰の滝分岐があります。
帰りはここからショートカットして鳳凰の滝に行けそうです。


登山道6
とにかく急な坂道が続きます。1分登って3分休憩しての繰り返しで登って行きます。


登山道7
地図上におかしな出っ張りがあって、その正体がこれ。
斜面が崩落して、これを登山道が迂回する様になってます。


看板4
南精進ヶ滝から1時間。距離的には300mほどしか進んでいないのに、
もの凄い疲れ様です。高い高い所に看板が見える・・・。


白糸の滝看板
やっと白糸の滝の看板が見えました。その看板には"五色滝"の文字も・・・。


白糸の滝
そしてこれが白糸の滝です。手前のは人工物かと思いましたが、天然の大岩で、
これが目立ち過ぎて、滝が小さく見えてしまい残念・・・。






(9)白糸の滝はすでに標高1900m。あと200m登れば、五色滝に到達できます。
看板5
足がもう登ることを嫌がってますが、"五色滝"の字を見ると、
なぜかどこからか力が湧いてくるという、不思議な体験をしつつ進みます。


登山道8
白糸の滝から五色滝までは、前区間に比べれば比較的なだらかで、
ペースも幾らか上がります。


五色滝遠望ポイント分岐
白糸の滝から30分ほどで、五色滝を遠望出来るポイントに向かう分岐点に到達します。
左に進むと遠望ポイントに行けます。


登山道9
遠望ポイントへは、なんか道無き道を、川を目指して進みます。すると・・・。


五色滝遠望
本当に遥か遠くですが、五色滝が見えました!!
もうあと少しです。最後の力を振り絞って、登り詰めます。


雪
分岐に戻ってまた登り始めます。この辺りには、まだ雪が少し残ってました。


五色滝看板
そしてついに、五色滝の看板まで辿り着きました。
看板に触れて、思わず「来たよー!!」と大声を上げてしまいました。


五色滝分岐
五色滝の看板があるところが分岐ポイントで、左が五色滝、
右は鳳凰小屋へ向かう登山道です。


五色滝大看板
「五色滝」と書かれた大きな看板。本当に来たんだということを実感させられます。


五色滝1
分岐ポイントから坂を下ること数分、遂に五色滝を見ることが出来ました。
青木鉱泉からここまで、登り続けること実に5時間。もの凄い達成感です。


五色滝2
正面から見上げます。






五色滝3
溶けかけた雪が五色滝の両側に狛犬の様に鎮座しており、
とても縁起が良い感じでした。






(10)五色滝の前でカメラのシャッターを切りまくり、はしゃぎ回ること30分、
予定がかなり押しているので、帰路に着きます。鳳凰の滝分岐に戻ってきたのが、
15時半頃だったので、行けると判断して鳳凰の滝を目指します。
看板6
行き(上り)はここから2時間半掛かったところ、帰り(下り)は
ここまで1時間で戻ってきました。


看板7
下の鳳凰の滝分岐からの道と数分で合流します。
ここから鳳凰の滝まではOne Wayです。


登山道10
少し荒れた道を進みます。


登山道11
道に木々が倒れっぱなしのままです。登山道とは離れていて、
滝を訪れる人も少ないから、あまり管理整備されてないのかな・・・。


鳳凰の滝遠望
鳳凰の滝分岐から、もはや廃道の様なところを歩くこと20分。
遠くに2つの滝が見えました。


鳳凰の滝
鳳凰の滝です。カメラを望遠にして撮影しました。
猛者は手前の岩場を越えて滝壺に迫るようですが、
もう体力が残っていないので、これにて退散しました。










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